今後の研究方針
長い間ブログの更新をサボっていたわけだが、気がつけば大学生活も休学期間が明け
いよいよ卒業論文を書いて卒業という段階だ。
卒業論文のテーマであるが、私は情報学部であるので流行りのAIについて~~~
…そんなことをひねくれ者の私がやるわけがなく...
(関連の研究や研究者のことを悪く言う意図はありません)
私は暗号理論についての研究をすることにした。
実は現在、暗号界隈(そんな界隈があるのか?)は密かな賑わいを見せているのである。
2017年から現在に至るまで、NIST(米国国立標準技術研究所)がPQC標準化プロジェクトというものを開催している。
簡単に言えば、量子コンピュータが完成し、既存の暗号システムを破る前にその攻撃に耐性を持つ『耐量子暗号』を作りあげ、世界の暗号プロトコルをそれにしてしまおう、というプロジェクトだ。
私はそんなプロジェクトが進行中だとは全く知らなかったのであるが、『量子コンピューターってかっこいい!かっこいい研究したい!』と意気込んでいたら気が付かない間にこの世界に片足を踏み込んでいた。
こんな旨味のない話は置いておいて、卒業論文にあたってテーマが決まるというのは非常に大切なことである。
先程申した通り私は情報学部生なのだが、テーマなんて考えれば星の数ほどあるのである(他学部でもそうか)。
そんななか3月時点から卒論のテーマが決まっているのは大きなアドバンテージであり、研究に多くの時間を費やすことができる。
しかし、この研究に着手して一つの問題が発生した。
それは、とにかく難しい、ということである。
符号理論が分からない、抽象代数が分からない、英語が分からない、例を挙げれば枚挙に暇がない。
そこで私に電流が走った。
毎週の進捗をこのブログにまとめていこう、と。
そうすれば賢い人が『そこは~~だよ』だとか『~~は間違ってるよ』と教えてくれるかもしれない。
もちろん論文には独自性を持たせないといけないのでその部分についてはあえて書かないことにするが、初学者でも、博識アニキも気軽にコメントをしてほしい。
それが私の成長につながる。
これから毎週土日に現代暗号から耐量子暗号まで私が新しく知ったことや重要だと感じたことを投稿していこうと思う。
とりあえず今週の分は時間があれば投稿する。なければしない。
皆さん、これからよろしくお願いします。